こんにちは、ジョコボ(@jyokobo)です。
今回の記事では、膵臓癌の摘出手術に関する医療費について取り上げます。
癌の摘出手術にかかる費用ってどれくらいでしょうか?
私は2018年10月に膵臓癌の摘出手術をしました。
その後は術後の化学療法として抗癌剤治療を受けることになるのですが…
事前検査~抗癌剤開始前までに、医療費だけで計20万円超の金額を支払ったと思います。
以下、膵臓癌の摘出手術に関する医療費として、事前検査から始まって抗癌剤開始に至るまでの体験談をお伝えします。
大なり小なり個人差がありますし、これが基準というわけではなく、あくまで当事者としての一例です。
参考までにどうぞ。
【体験談①】膵臓癌の摘出手術に関する医療
まず、膵臓癌の摘出手術に関する医療についてお伝えします。
私の場合、人間ドックの血液検査で腫瘍マーカーの値が高かったことをきっかけに、膵臓癌が発覚しました。
人間ドックの後、大学病院での精密検査を始めとして、癌摘出の手術後2ヶ月ほど経過した頃に抗癌剤の治療に至ったのです。
それでは、それまでに行われた医療の内訳を具体的に見ておきましょう。
最初に、消化器内科にて検査してもらいました。
- 血液検査
- CT
そこで、膵臓にシコリが見つかったのです。
消化器外科へ回され、引き続き検査が行われました。
- MRI
- EUS(超音波内視鏡)
- 心エコー
結果、膵臓癌であると宣告されたのです。
まだ手術できる段階ということで、すぐに入院することになりました。
- 入院(19日間)
- 癌の摘出手術
その後、退院したものの、体内の排液漏れが治まらず、排液用のドレーンだけ体に繋がった状態でした。
週1回程度の診察通院を続け、退院してから約1か月後に排液漏れも治まり、抗癌剤による治療を開始することになったのです。
- 診察通院(5回)
- CT(2回)
- ドレーン外しの処置
今回は、ここまでの医療を対象として、掛かった費用を集計してみました。
医療費控除で必要だったため、ちょうど集計した結果があるのです。
【体験談②】膵臓癌の摘出手術に掛かった医療費
それでは、上述した医療に掛かった費用を見ていきます。
ただ、支払ったタイミングの領収証をもとにしているので、各検査・治療などの詳細な金額まではわかりません。
それぞれ合計でいくらだったという風に見てください。
消化器内科での検査 | 約1.3万円 |
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消化器外科での検査 | 約3.5万円 |
手術による入院 | 約14.0万円 |
退院後の診察・処置 | 約2.8万円 |
こんな感じです。
全部の合計が約21.6万円ってところですね。
前提を捕捉しますが、標準治療を選択し、健康保険の『限度額適用認定証』を利用しています。
なので、標準治療外の先進医療などを受ける場合は、全く参考にならないかもしれません。
また、手術した月は、自己負担金額の上限が適用されました。
ちなみに、入院中の病室は追加料金なしの4人部屋で過ごしています。
まとめ …癌の医療費の目安はいくらくらい?
癌の医療費の目安として、膵臓癌の摘出手術をした経験からの医療&医療費をお伝えしてみました。
参考になりましたでしょうか?
私の場合、入院と手術が同月に集中し、自己負担金額の上限が適用されたのもその月だけだったので、けっこう金額が抑えられたかもしれません。
個人的な感想としては、想定外の出費で痛いものの、思っていたよりかは金銭面での負担は少なかったように感じました。
税金の医療費控除も後から申告できるので、実際の負担は更に減ることになります。
また、上述の医療費以外だと、私は入院着・タオルをレンタルで済ませたので、それも入院日数分の費用が掛かりましたが、それくらいです。
とは言え、癌は治療が長期化する傾向のある病気で、私も抗癌剤治療(内服薬)が1年間続く予定(6週間サイクル×8回)です。
1回の金銭負担は入院や手術ほど高くありませんが、合計するとそこそこの金額にはなりますかね。
では、個人的な感覚で話をまとめます。
まず前提として、私は『がん保険』には加入していませんでした。
ですが、標準治療を受けることを前提に、ある程度の貯金ができていれば、医療費で急に困ることは避けられるかなと感じました。
むしろ、私のような現役の社会人などは、働けない期間の収入減の方が痛手となりそうです。
そちらへの対策が重要になるのではないでしょうか。

あなたの闘病生活に、少しでも貢献できたのであれば幸いです。
この記事『癌の医療費の目安はいくら?膵臓癌の摘出手術に掛かった実際の費用を公開』は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。