こんにちは、ジョコボ(@jyokobo)です。
今回の記事では、抗癌剤の脱毛対策におすすめの医療用ウィッグ&ケア帽子について取り上げます。
私は膵臓癌患者ですが、抗癌剤(アブラキサン&ジェムザール)の副作用として、脱毛も経験しています。
と言うより、これを書いている現在もそうです。
せっかくなので、私の経験談として、脱毛対策に使ったものをここで紹介してみようと思います。
医療用ウィッグや、ケア帽子や、抜け毛の片付けに便利なグッズなどですね。
ちなみに、脱毛前の私の属性はと言うと…
- 40代の男
- 少し長めのショートヘア
- 1か月半ほどの間隔でカット&グレイカラー(白髪染め)
といった感じだったので、とくに似たような人にとって参考になるのではないでしょうか。
巷に多い参考情報は、ロングヘアの女性のケースだったりしますし。
ではでは、私の経験をもとにした抗癌剤の脱毛対策を見てみましょう。
目次
抗癌剤による脱毛って、いつからどれくらい抜けるの?
そもそも、抗癌剤による脱毛って、いつからどれくらい抜けるのでしょうか?
もちろん個人差はあると思いますが、一般的には抗癌剤の開始から2~3週間ほどで抜け始めると言われ…
私も3週間ほど経った頃、急にゴソゴソと髪の毛が抜けるようになりました。
わかってはいたけど、ショックでしたね。
ただ、全身ツルツルになるのかと思いきや、そんなこともなかったです。
少なくとも私の場合、髪の毛や眉毛も薄いなりに残っているし、体毛もけっこう残っています。
あくまでも私の場合ですよ。
医療用ウィッグのおすすめ
医療用ウィッグは、1つだけ買っておきました。
髪が抜け始める前に、既製品の医療用ウィッグを購入し、行きつけの美容室で自分に合わせてカットしてもらった感じです。
寒い時期はウィッグの上から帽子を被ったり、防寒アイテムとしても重宝したのですが…
正直なところ、暖かくなってからは、ほぼ使っていません。
もとがショートヘアということもあり、ケア帽子だけでもあまり気にせずに過ごせちゃうんですよね。
ケア帽子の方がお手軽なもんでして。
だったらウィッグなんて不要かと言うと、そんな風にも思っていなくて…
冠婚葬祭など帽子がどうしても適さない場面もあるため、ウィッグを1つだけでも準備しておくと安心だったりします。
その安心感のためにウィッグを準備しておくかどうかは、個人の価値観によるでしょう。
医療用ウィッグの相場
医療用ウィッグの相場は、当然ながらピンキリです。
ネットで探してみても、高いと数十万円、安いものなら数千円から見つかりました。
参考までに、有名メーカーであるアデランスの外部サイトをリンクしておきます。
利用者も多いのでサービス面の心配はないと思いますが、価格設定も高めになっていまして、既製品でも16万円超です。
私はコストを重視して、試着もせずネットで購入しちゃったわけですが…
品質を重視するなら、アデランスなどの有名メーカーに相談するのがベターかもしれませんね。
品質重視のものとコスト重視のものを使い分けている人の話も聞きます。
実際に購入したウィッグと気づいた点
私が実際に購入したウィッグはこちら↓です。
これを行きつけの美容室に持って行ってカットしてもらったのですが…
結論から言うと、こっち↓のような帽子タイプのウィッグを購入して、カットせずに使っても良かったかななんて印象だったりします。
と言うのも、カットしてもらった後の髪の長さが、これくらいだったからです。
美容師さんからは、人毛のウィッグなら通常のカット料金で対応できると伝えられ、人毛100%で低価格帯のウィッグを探したわけなんですが…
カットしても、自分のもとの髪形を再現するには至らず。
それは何故か?
美容師さんのせいではなく、どうしても以下のような制約があったからです。
- まゆげも脱毛するので、前髪はある程度の長さを残しておいた方がいい(まゆげを描くなら別)
- もみあげ・えりあしなどの生え際を隠すため、横も後ろもある程度の長さを残さないと変になる
結局、ウィッグ全体にある程度の長さがないと、まゆげ・もみあげ・えりあしなどを隠せないんですよね。
だったら、人毛100%でもないもっと低価格なウィッグから、そんなスタイルのものを探してもよかったなって話になります。
それと、個人的な感想として、インナーキャップを装着してウィッグを被るのがけっこう面倒でして…
であれば、帽子タイプのウィッグが手軽なように思いました。
まあ、これは個人の好みによるところですね。
ちなみに、もっと短いスタイルにこだわるなら、コスパ重視のウィッグじゃ違和感をぬぐえないので…
有名メーカーでオーダーメイドするか、いっそのこと丸坊主で過ごす方が潔いかもしれません。
あっ、ウィッグをするにしても、事前に短くしておくことをお勧めします。
ケア帽子のおすすめ
ケア帽子は5つほどあって、私にとって外出時の必需品だったりします。
2019年11月から抗癌剤をスタートし、季節が変わるたびに買い足している感じです。
色違いで購入したものもあります。
普通の帽子と異なり、肌触りが優しくて、頭をすっぽりと覆ってくれるのが特徴ですね。
抗癌剤中って肌にブツブツができたりするので、肌触りってけっこう大事なポイントじゃないでしょうか。
長時間かぶっていても問題なし!
一方で、覆う面積が広いため、どうしても頭が蒸しやすいです。
毎日のように使うつもりなら、洗って使い回せるように、少なくとも2つは持っていた方がいいと思います。
あと、すっごい個人的な好みとして、私が持っているケア帽子は、キャスケット(つば付き帽子)タイプのものばかりなんですが…
だいたい同種のつば無し帽子も売っているので、いずれにしても参考にはなるかなと。
実際に購入したケア帽子(秋⇒冬)
私が抗癌剤を始めた時期は、秋終盤の11月でした。
防寒目的ではないので、オールシーズン使用するつもりでまず購入したのがこちら↓のケア帽子です。
フリーサイズのレディースとなっていますが、かなり伸縮性があるので男でも問題なくかぶれました。
むしろ女性であれば、ウィッグの上からかぶって丁度いいくらいのサイズじゃないでしょうか。
かぶり心地も良く、ヘビーローテーションで使い続け、春先までは本当に重宝しましたね。
多少厚みのあるニットキャップではあるものの、通気性も優れているため、暑い時期もこれでいけると思っていたんですが…
正直なところ、気温が暖かくなってくるにつれ、頭の暑さも気になってしまいました。
購入者レビューを見ると、夏に使っている人もいるようなので、あくまでも個人の感想です。
実際に購入したケア帽子(春)
気温が暖かくなってきて、もっと薄手のケア帽子が欲しくなり、続いて購入したのがこちら↓のケア帽子です。
これもフリーサイズですが、伸縮性があって男女兼用で使えます。
とくに締め付け感もありません。
期待通り、頭の暑さも軽減されました。
デザインもシンプルなので、どんな服装にも合わせやすく、一転してこのケア帽子ばかりを使うようになったのですが…
それでも、暑い日なんかだと頭の蒸し暑さがどうにも避けられません。
仕方のないこととは思いますが。
実際に購入したケア帽子(夏)
本格的な夏を目前に、もっともっと薄手のケア帽子を求めて、次に購入したのがこちら↓のケア帽子です。
男女兼用のフリーサイズですが、今までのものに比べると、伸縮性は少なめでした。
私にとっては丁度いいサイズであったものの、人によってはきつさを感じるかもしれません。
本当に薄くて、通気性もかなりのものなので、暑い季節にも耐えられそうです。
伸縮性は少なめと書きましたが、ここまで素材がペラペラだと、ゆったりしていない方がむしろ安心感があります。
個人的にはかなり気に入りつつも、けっこう好みが分かれる気もしますね。
ケア帽子に薄さを求めるなら一押しです!
抜け毛の片付けに便利なグッズ
抜け毛の片付けに便利なグッズも紹介しておきましょう。
以下の2つです。
- ハンディ粘着クリーナー
- 使い捨てヘアキャップ
個人的には、とくに髪が抜けだした頃の必需品とも言えるグッズになりますね。
なので、これから髪が抜け始めるなんていう人は、この機会に準備してみてはいかがでしょう。
ハンディ粘着クリーナー
布団やソファーなどに散らばった抜け毛の掃除に便利なのが、ハンディ粘着クリーナーです。
すでに持っているのであれば、それを使えばいいと思いますが…
これから購入するなら、入院、帰省などでも使えるよう持ち運びしやすいタイプをお勧めします。
入院中はベッド掃除もしてくれますが、その前に抜け毛は片づけておきたいなって。
使い捨てヘアキャップ
とくに毛量の多い頭髪の散らばり防止に役立つのが、使い捨てヘアキャップです。
これをかぶって寝るだけで、髪の毛の散らばりをかなり抑えられるので、あると便利ですね。
やっぱり入院、帰省などでとくに役立ちました。
ただ、それなりに脱毛が落ち着くと使わなくなるので、50枚もいらないかもしれません。
私も今はもう使っていないです。
まとめ …抗癌剤の脱毛対策
以上、抗癌剤の脱毛対策について、紹介してみました。
参考になりましたでしょうか?
私もそうでしたが、ウィッグにしろケア帽子にしろ、結局のところ使ってみないと何とも言えないので…
もし興味があるなら、とりあえず1つ買って試してみることをお勧めします。
見た目に関する品物なので、個人の好みも分かれますし。
私の場合、今の抗癌剤を無期限で継続中でして、まだまだウィッグもケア帽子もお世話になりそうです。
なので、もっともっと気に入ったものなどを見つけたら、また情報共有しちゃいますね。
ケア帽子がどんどん増えていく…
この記事『抗癌剤の脱毛対策におすすめの医療用ウィッグとケア帽子(40代男の体験談)』は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。