この記事は、病気に負けない元気な体をつくりたい人に向けた内容です。
具体的には、日々の生活習慣がどう免疫力に影響しているのか、免疫力を維持・向上するためには生活習慣をどう見直すべきかをお伝えします。
是非、病気にならない体づくりの参考にしてみてください。
今回の記事では、病気にならない体をつくる方法として『生活習慣の見直し』について取り上げます。
体づくりと言っても、活発に動けるような体力アップのことではありません。
ここでは、病気に強い健康的な体をつくるという視点で、話を進めさせていただきます。
ちょっと本題に入る前に、今回の記事の発端だけお伝えしておきます。
私は膵臓癌の当事者でして、手術で腫瘍を摘出したものの、再発を防ぎたくて色々調べているうちに、自身の免疫力の大切さを知りました。
その際、似たような内容で癌予防に関する記事を書いていますが、免疫力はそれだけに留まらないため、病気にならない体をつくる方法として範囲を広げたのが今回の記事となります。
それでは、本題に入っていきましょう。

目次
病気にならない体づくりには免疫力が大事?
まず、病気にならないためには、『免疫力の向上・維持』が大切な要素となります。
それは、外的要因による感染病であっても、内的要因による癌であってもです。
ウイルスや病原菌などの体にとっての異物が体内に侵入すると、体の免疫システムが働き、侵入してきた異物から体を守ってくれます。さらに、体内で発生したがん細胞などにも対応します。
つまり、免疫力が低くなると、がんやインフルエンザなどの様々な病気にかかりやすくなってしまうということです。
引用元:健康長寿ネット『免疫力とは』
ですが、医療などを利用して免疫力を高めましょう…という話がしたいわけでもありません。
日々の生活習慣の中で、免疫力に影響するものは何かを模索し、その生活習慣を見直していくことが目的になります。
そもそも免疫力とは?
さて、『免疫力の向上・維持』が大切な要素とは言え、そもそも免疫力って何なんでしょう?
体内に侵入してきた微生物・細菌・ウイルスなどに抵抗して、それによる疾病を予防したり防御したりする仕組みを免疫と言います。
免疫力とは、私たちが体内に備えている生体防御反応のひとつとなります。
免疫力とは、「疫(病気)を免れる力」のことです。免疫は一度病気にかかったら二度とかからない、あるいは抵抗ができる生体反応です。
引用元:健康長寿ネット『免疫とは』
免疫力とは、細菌やウイルスなどの病原体やがんから、体を守る防御能力のこと。私たちの周りには、目には見えない細菌やウイルスが多数存在し、これらが体内に入ってくることで風邪などの感染症にかかり、体調が悪くなると考えられています。
病気にならない元気な体をつくる方法とは?
上述した通り、病気にならない元気な体をつくる目的のためには、『免疫力の向上・維持』が大切な要素となります。
と言うのも、免疫力が低下すると、あらゆる病気にかかり易くなってしまうからです。
また、免疫力は加齢とともに低下し、ストレスや環境も免疫力低下の原因になると言われます。
一説によると、獲得免疫の能力は、20代頃がピークであり、40代ではその半分に低下するとされています。
免疫力の低下には加齢以外にも、ストレスや環境が影響を及ぼすといわれています。
仕方のないことですが、加齢そのものは避けられません。
とは言え、体の老化を遅らせたり、その他の原因を取り除いたりなど、免疫力低下を防ぐ術はありそうです。
それに、持っている免疫機能が十分に働くよう体を整えることも重要だと考えられます。
腸内環境が荒れていたり、自律神経が乱れていたり、血行が悪くなっていたり…などなども免疫機能の働きを低下させてしまうからです。
ということで、日々の生活習慣を見直し、免疫力の低下を防ぎ、免疫力の向上を図ることができないかを模索してみました。
ただ、20代でも大きなストレスを抱えていたら免疫力が低めかもしれないし、早めに気にするのもいいことかなと。
免疫力を向上・維持する7つの生活習慣
では、免疫力を向上・維持するにはどうすればよいのでしょうか?
調べてみたところ、7つの生活習慣が鍵となるようです。具体的に見ていきましょう。
バランスのとれた食事
免疫力の向上にとくに貢献しているのが、野菜・果物などに含まれるビタミン類やミネラル類だと考えられています。
また、免疫の60~70%は腸がつかさどっていると言われ、腸内環境を良くすることで、免疫力の低下を防ぐことも期待できます。
これらを取り入れつつ、バランスのとれた食事を心掛けましょう。

適度な運動習慣
運動する日数の多い人は免疫力が高く、風邪などをひきにくいという傾向があるそうです。
一方で、激しい運動はかえって免疫力を低下させてしまうという結果も確認されています。
継続的で適度な運動を習慣づけましょう。

質の良い睡眠
睡眠中には血流量が増えて、免疫力に必要なリンパ球の増加が期待できます。ここで大事なのは、長時間眠ることではなく熟睡することです。
睡眠の質を高めるようにしましょう。

ストレスの解消
過度のストレスは自律神経のバランスを崩し免疫力を低下させます。
短くてもリラックスできる時間をつくり、ストレスを解消させましょう。

規則正しい生活
不規則な生活は自律神経やホルモンのバランスを崩してしまい、これも免疫力の低下に繋がります。
自分なりのリズムをつくり、規則正しい生活を心掛けましょう。

適正な体重の維持
肥満はもとより、過度なダイエットなどによる栄養不足も免疫力の低下を招きます。太り過ぎていても、痩せ過ぎていても免疫力には悪影響なのです。
適正な体重を維持しましょう。(適正体重=身長(m)×身長(m)×22)

健康的な体温の維持
低体温は血行不良に繋がり、あらゆる病気の素となります。血流が悪くなると免疫力も低下してしまいます。
健康的な平均体温36.5℃を目指しましょう。

まとめ …生活習慣を見直して病気にならない体づくり
以上、免疫力を向上・維持する対策として7つの生活習慣を挙げましたが、他に喫煙や飲酒の影響もあるようです。
どれもこれも生活習慣そのものですね。
生活習慣を見直して、免疫力を上げることができれば、病気に強い元気な体を手に入れられるというわけです。
実際問題として、年齢が40代ともなると死因第1位に悪性新生物<腫瘍>が上がってきて、50代では悪性新生物<腫瘍>、心疾患、脳血管疾患が死因トップ3位を飾るという統計があります。
20代の死因は、第1位が自殺、第2位が不慮の事故
30代の死因は、第1位が自殺、第2位が悪性新生物<腫瘍>
参考元:厚生労働省『平成29年(2017)人口動態統計(確定数)の概況』
加齢とともに免疫力が低下するとお伝えしましたが、当然ながら、加齢とともに病気が死因となるケースも増えてくるようです。
ということで、あなたももう30歳を超えているのであれば、すぐにでも生活習慣を見直して、病気にならない元気な体をつくっていきませんか?
私はもう始めています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。